命を繋ぐ
日本で犬が殺処分されていることは、以前から知っていました。自分で出来る事は愛犬をその保健所から犬を迎える事くらいと思っていましが、東日本大震災をきっかけに、実際に被災地の犬猫に物資を届けようとする方々に接してから、自分も出来る事をと、この保健所からの選択肢を広める活動を始め10年になりました。元々、殺処分される犬猫は市街地に存在する市中犬、いわゆる野良犬が大きな割合を占め、総数として平成23年当時、20万匹を超える数、更にデータを遡ると昭和49年で120万匹、現在、ペット産業の年間販売数85万匹を有に超える殺処分が行われ、毎年毎年の途方も無い殺処分と共に、比例して殺処分は減少したものの、現状は緩やかにその減少率は鈍化してしまっています…
そして、犬猫たちの生きる頼みの綱であった里親、譲渡数は6年前から、減少に転じ20%も落ち込んでいます。愛護が盛んになって譲渡数が上がっていれば、2020の殺処分ゼロは実現可能でしたので、悔やまれてなりません。
自らの反省と共に、真実の愛護が大切な命を繋ぐことを、客観的なデータに基づいて、集団心理に惑わされこと無く、自分の思考で判断できる日本になる事を心から願っています。
日本全国の保健所や愛護センターで命を繋ぐ、譲渡を必死に促進している行政がたくさんあります。先ず自分の目で確かめて下さい。そして、大切な命の為に大きな愛情を持って小さなこと、身近な人に伝えることをどうぞお願い致します。
0コメント