殺処分ゼロの為のリスクアセスメント

日本の家庭での飼育犬猫数、おおよそ1900万匹、2019年度保健所での収容数は迷子などの返還数を除いた約75,000匹、分母を飼育頭数にすると単純計算で約0.4%になります。その0.4%の約6割は飼い主の死去などの健康上の理由とした属性で、その他、自然繁殖の幼犬猫の属性も含まれています。ご存知の通り、猫などは自然繁殖数が多いですから、実際の飼い主の飼育放棄は、データ上、微々たる数になります。ただ、確かに行政単位で、属性の違いはあると思いますが、いずれにしても、小数点以下には変わりないのでく、飼育頭数からのリスク管理として考えると、飼主の責任追及よりも、社会が命を繋ぐシステムに改善する必要があります。
ネットを見ると、保健所からや保護団体さんボラさんからの選択肢を知らない方々が、そのことを知って飼い始める、そんな投稿を目にします。そして、幸せを感じ、人生を大きく変えています。
反面、ネット上では飼う事を限定したり、一般の方が新たに飼う事に反対する意見も多々見受けられます。確かに、犬猫飼い主の先輩方には危うく感じるのかも知れませんが、誰もが同じだと思います。かけがえの無い経験になります。出来るなら、そのかけがえの無い経験を勧め、私たち、全うした先輩は、全力で社会が生んでしまう孤児たちのサポートをしなければと考えます。出来るならそう考えてもらえる飼い主の先輩方が増えてもらいたいと心から願っています。
殺処分ゼロ リスクアセスメントの概略
一人の人が犬猫飼い始める生涯飼育が出来ない可能性0.4%。
新たな飼い主が保健所から10人に1人選択した場合
85,000匹×99.6%=84,660匹(生涯飼育推定数)
340匹(上記の内の飼育放棄数0.4%)+75,000匹(2019年度収容数)=75,340匹
10人に1人85,000匹>75,340匹
つまり、飼主の限定や否定よりも保健所から選択することで、殺処分の必要が無くなります。また、保健所からの場合は譲渡に関して念書を書きますから、実際は限りなく100%に近づきます。
そして、何よりも犬猫たちは社会を良い方向に変える力があると信じています。

保健所犬猫応援団

保健所からの選択肢 あらたに犬猫を飼い始める方のたった10人に1人が選択するだけで日本の無情な殺処分は無くすことが出来ます。それは、伝えること、知ることで可能になる誰もが無理なく出来る応援が実現の鍵です。一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。 詳しくはメインHPにてご確認下さい。 ※保健所犬猫応援団は、殺処分ゼロを願い告知啓蒙の活動する愛護活動です。 犬猫の保護団体ではございません。

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