生殖の統御は完全に正当化しうるか? 野良猫のいる社会といない社会
生殖の統御は完全に正当化しうるか? 野良猫のいる社会といない社会 東京大学 Webページ より
猫と経済史学
世界各地の野良猫事情を観察してきた小野塚先生によれば、世界は野良猫がいるか否かで二分できます。野良猫と非野良猫はどちらが幸せか。人間にとってはどちらの世界が幸せか。書棚に猫本のコーナーを設けている経済史家が、経済史を超越した難問を投げかけます。
世界は、野良猫のいる社会といない社会とに二分できる。後者は、極地や砂漠など猫が生存できない環境を除くなら、野良猫を人為的に消滅させた社会である。具体的には、現在のイギリスやドイツはほぼ野良猫がいない。イタリア、クロアチア、ギリシア、エジプトなど地中海沿岸諸国と、アジアのほとんどの国々は野良猫がいる。ただし、日本やイタリアの都市部では、いま、野良猫を減少させている地域が徐々に増えている…本文より
日本の愛護に関しては、多くの疑問点もあり、国内の実情よりも闇雲に他国の後追いの主張と本来の猫たちの習性すら考える事の無い、人間本位の押し付け的な愛護を強く感じ、世に出回る情報、書籍もターゲットとして絞り込まれた、明らかに客観性よりも風潮に迎合し、何ら真の解決に至らない残念なものばかり、愛護は閉鎖され、政治的なものや自己満足、利害関係に力点が置かれ、考えるべき知識人たちは無関心の中…と勝手に考えていましたが、そうでは無いようですね。私が言うのもおこがましいですが、正に的を得た現状認識できる貴重な分析情報でした。ぜひ、ご一読を。
生殖の統御は完全に正当化しうるか? 野良猫のいる社会といない社会 東京大学 Webページ
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