環境省のデータグラフの考察
昭和49年、殺処分数は年間約120万匹、令和元年には8.6万匹まで減少し、殺処分率も約97%が約38%まで減少しました…
が、返還、譲渡数は昭和49年で犬は約2.8万匹、令和元年で約2.7万匹に減少、猫は300匹から約2.6万匹に増加(猫は基本的に収容対象では無かったことも要因)つまり、元々の返還、譲渡数は猫を考えなければ、1万匹も減少し、この殺処分率自体は単に相対数値の関係で減少しているに過ぎないものとも見えます。
また、昭和49年は返還、譲渡数のうち、飼育環境などから迷子として、返還数が高かった可能性は推測されます。因みに令和元年では、犬で10:16 猫で3:250の割合となって、猫の場合は迷子は少なく、譲渡者はかなり多い結果になっています。
犬の場合、購入の選択をする方の100人に1人、猫の場合で100人に7人が更に選択することで殺処分は必要無くなります。
データ的には、迷子の返還も大切な事項ですから、一色単では無く出来れば、返還数と譲渡数を分けた資料を見える化することで、市民の意識は変わると思います。
環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理]のページから
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