どうして、日本では出来る事を目指さないのでしょうか?
日頃のご支援、犬猫応援心より感謝申し上げます。
今日は、どうして保健所犬猫応援団の活動が必要なのかについて、ご説明させていただきます。
日本における殺処分数
32,743匹/年
平成31年4月1日~令和2年3月31日(2019年4月1日~2020年3月31日)
順調に殺処分数は減少、しかし、未だ数万匹の命は奪われています。一匹でも罪なき命を奪うことを止めることはもちろんですが、その減少の過程についても大きな疑問が残されています。
ある県の愛護センターの記事がありました。
愛護センターは、未だ殺処分が続いてますが、確かに殺処分数は減少しています…。
記事の中で所長は、未だにコンマ数%の飼い主の飼育放棄に拘っても、最も大切な愛護、命を繋ぐ、譲渡数の5年で50%も減少していることに触れてはいません。その譲渡数の減少しなければ、殺処分はゼロになっていたという事実です。命を繋ぐ、最も大切な事を疎かにして、10年も出来ないことに拘り続けることに何の意味があるのでしょうか?
そして、返還数が増え収容数が減った訳でも無く、譲渡数が増え殺処分数が減った訳でも無く、飼い主の飼育放棄は変わらない…が現状です。
その内容は、収容数が減ったのは、単に人に必要と無いと判断された犬が減った事による、殺処分による減少と捉えるしか出来ないデータです。
この記事は愛護が盛んと思われる愛護先進県の実態です。
地方で、まだ、殺処分数が多いのは、この点からも、単に殺処分が、この県のように進んでいないという結果に結びつくのは、容易に考えられます。
また、実際に命を繋いでいる数(譲渡数)を比較すると
ある県の譲渡数は1年間に458匹の譲渡数、対して、この県は54匹の譲渡数は、実におおよそ1/10、譲渡を単に進めれば、容易に殺処分は止められたと推測されます。
個人的に、この数には冷静さを失い怒りさえ感じてしまいます。
28匹の命はなぜ奪われたのか?
キャパオーバー?、譲渡が難しく、それをカバーする愛護団体さんがいなかったのか?
どうして、助けてあげれないのか!なぜ、たった28匹の命を繋げられないのか…!
(54匹譲渡の県民数900万人に対して、458匹譲渡の県民数180万人)
日本の愛護の現状、そして縮図、どんなに愛護活動が盛んになっても、人に必要とされない犬猫は殺処分が続く、逆に人間にとって必要とする犬猫たちだけを繋ぐ愛護。
全国での犬の譲渡数も5年間で20%の減少している!
確かに、殺処分が無くなれば良いという方々はいると思います。それを短絡的に必要が無い犬猫がいなくなれば良いとして、殺処分による殺処分が続くことを容認することは、どうしても人の道とは考える事は出来ません。蛇口を締める殺処分による殺処分ゼロが実現して、本当にそれが愛護なのでしょうか?それまでに奪われる命は…
保健所犬猫応援団の目指すべきは殺処分ゼロです。しかし、その過程は、人々の想いと優しさで実現出来なければ、意味が無いと考えています。
多くの方の思惑に反し、共感を得られていないことも事実と認識しています。ただ、それは全ての人では無いということ、本来の日本人の心根に届ける事が出来たならと、度々記載させていただいているアメリカの60%は難しくても、たったの10%で実現、それだけで殺処分の必要の無い日本が可能になるのに実現しようとしない日本の愛護の実情、犬猫の声なき声の代弁者として、そして応援者が今も必要との思いから活動を続けます。
犬猫は、掛け替えのない人にとっての大切なパートナーと思う尊い皆さまと共に。
拙い文章ではございましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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